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原付の事故率や原因、死亡率の割合は?他の乗り物と比較してみた!

たけし

田舎のバイクショップで店員をしています。 愛車はホーネット。

原付といえば事故が多いイメージがあり、世間的には危険な乗り物として認知されています。

そのため、あまり乗る人も多くなく、場合によっては、家族や友人などで原付に乗ろうとしている人を止める人もいらっしゃいます。

実際には原付の事故率はどのくらいなのでしょうか?

この記事では原付の事故率を他の乗り物と比較してご紹介します。

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原付の事故率は?

原付の事故率は警察庁が出しているデータから計算すると約0.47%となっています。

これは、一年間の重軽症に関わらず事故が発生した回数と国に登録されている原付の台数で割ったものになります。

 

事故率の比較

原付、自動車、自動二輪、自転車で比較してどのようなものかというと、

  • 原付が約0.47%
  • 自動二輪が約0.93%
  • 自動車が約0.59%
  • 自転車が約0.13%

という結果になっており、事故が多いイメージのある原付ですが、意外にも3番目に多いという結果になってます。

これらの乗り物の中では自動二輪は頭一つ抜けて事故率が高くて、自転車が最も低くなっています。

自動二輪の事故率が高いのは、ツーリングなどで無理な運転をする人が多く、

二輪のため四輪の車よりもバランスが取りにくいからと言えるでしょう。

自由なメモ

最も安全な乗り物は新幹線で事故率が0%、次いで飛行機が0.0009%であり、

飛行機は事故が起こった時のインパクトは強いですが、事故率は極めて低いです。

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原付事故の死亡率

原付事故の死亡率の比較

原付事故の死亡率は警察庁が出しているデータから計算すると0.0029%です。

こちらは原付事故により死亡した回数と国に登録されている原付の台数を割ったものになります。

 

死亡率の比較

原付事故の死亡率を他の乗り物と比較すると、

  • 原付が0.0029%
  • 自動車が0.0017%
  • 自動二輪が0.0124%
  • 自転車が0.0008%

となっています。

こうして数値化していくと、自動二輪の死亡率は事故率同様高めになっており、

原付の事故率は自動車よりも小さいですが、死亡率は自動車より高いです。

 

原付は安全性が低い

自動車の場合は接触事故等が発生しやすくても、シートベルト着用や車体に守られており安全性が高いのが解ります。

自転車の場合はスピードがそもそも出ないものですから、大きな事故になりにくい側面があります。

しかし、原付を含む二輪車の場合は、自動車のように箱に守られておらず体が剥き出しの状態になっています。

自転車と違いスピードも自動車と同等のスピードをだせるため、事故を起こしてしまった時の危険リスクが高いと言えます。

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原付事故の主な原因

原付の事故で最も多い原因は出会い頭や交差点での右左折時であり、その割合は6割と言われています。

さらに言えば、事故時の相手の9割が自動車であり、

原付は自動車から見落とされがちな乗り物で、それが大きな事故に繋がるリスクが高いと言えます。

 

自動車側の過失による事故も多い

原付を運転する側だけではなく、自動車運転者の不注意、安全確認不十分等から事故が発生する可能性も高く

基本的に原付運転者は自動車から見落とされている事を前提として運転した方が良いでしょう。

特に交差点等で接触リスクがある場所ではより安全確認を徹底して通過する必要があります。

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安全に運転するためには

安全に運転するためには

原付を安全に運転するためにできることはたくさんあり、主に運転の装備と運転の仕方に分けることができます。

 

運転の装備

ヘルメットの顎ひもをしっかり締めるように乗れば、自動車と同程度まで死亡率が下がると言われており、

リスク管理としてさらにバイク用ウェア着用すれば、さらに死亡率が下がります。

原付を安全に運転する為にはこうした最低限装備を整える事は基本であり、

首からヘルメットを垂らしてつけているつもりのノーヘル率も非常に高く、安全に運転する為に正しいヘルメット着用は必須です。

 

フルフェイスがおすすめ

フルフェイスのヘルメットは、半ヘルなど他のヘルメットに比べて大きく死亡率が低下するため、

フルフェイスヘルメットの着用が望ましいです。

しかし、路上を見渡しても半ヘルで運転している原付は非常に多いです。

死亡率低下の為にはほんのわずかなリスク管理や準備で数値は大きく変わるものです。

 

運転の仕方

原付は自動車から見落とされがちであり、自動二輪から軽く見られる傾向にありますから、

巻き込まれタイプの事故が多い事を理解した上で運転が必要になります。

こちら側がどれだけ気を付けて運転しているつもりでも、相手側の運転しだいで事故に巻き込まれてしまいますので、

車間距離を開けたり、わずかな隙間を潜り抜けたりせずに走行することが望ましいと言えます。

 

煽り運転に注意

公道運転時には原付は自動車から見れば、速度が遅いために下に見られることが多く、

幅寄せされたり、煽られたり、追い越し禁止箇所で無理に追い越されたりする事が多いです。

そういった場合も、むきにならずに大人な対応を取ることが大切です。

事故を起こしても小さい側が重傷化する可能性がありますから、リスク管理を徹底して乗る必要があります。

 

 

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まとめ

原付自体の事故率は自動二輪、自動車についで3番目と他の乗り物と比べると、そこまで高くはありませんでした。

しかし、事故での死亡率は自動二輪についで2番目となっており、事故を起こした場合の危険性が高いことがわかりました。

事故の原因の多くは、出会い頭や交差点での右左折時であり、自動車側から認知されておらず事故が起きてしまいます。

そのため安全に運転するには、自動車側から気づかれていないと意識して運転することが重要です。

原付は、乗り方さえきちんとしておれば事故率も少なく、快適な乗り物ですので、きちんとした運転を心がけておきたいです。

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