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バイクのクラッチの張り付きとは?原因と対策と対処法を紹介!

たけし

田舎のバイクショップで店員をしています。 愛車はホーネット。

バイクをニュートラルの状態から、1速にギアチェンジした瞬間エンストをするという症状の場合、クラッチが張り付いている可能性が高いです。

特にこの症状は、長期間乗っていなかったバイクに発生しやすいです。

クラッチの張り付きの原因は、ほとんどがオイルにあります。

今回はクラッチの張り付きが起こる原因とその対処法をご紹介します。

そのために、まずはオイルの役割について説明します。

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オイルの役割は?

バイクは始動する前に、エンジンをかけてエンジンの中のオイルをエンジン全体に行き届けるために暖機運転(アイドリング)をします

なぜ、暖機運転が必要なのかというと、エンジン内の各パーツなどの金属同士が摩擦で擦れ摩耗して行くのを防ぐためです。

これをやる事で2年後、5年頃、10年後エンジンの持ちが変わって来ます。

 

エンジンオイルの作用は、

・潤滑作用
・冷却作用
・防錆作用
・密封作用
・洗浄作用

などの5つの作用があり、エンジンオイルはとても大切なものです。

 

エンジンオイルの交換は定期的に必要であり、距離では3000km〜5000km、時期で言うと約半年が目安になります。

新車で購入した場合は、部品等が削れやすくなっていますので、最初のオイル交換は1000kmでオイル交換をした方が良いです。

また、オイルフィルターの交換も定期的に必要であり、

・新車、1000kmで交換
エンジンオイル、オイルフィルター交換

・3000km〜5000kmまたは半年後
エンジンオイル交換

・3000km〜5000kmまたは半年後
エンジンオイル、オイルフィルター効果

と半年後、交互にオイルフィルターを交換することをおすすめします。

上記だ述べたようにバイク用のオイルはエンジンにとって、とても大切であり、人間で言うと血液と同じぐらい大切です。

バイク用のオイルには使用期限がありますので、古いオイルばかりを使用すると、オイルの機能が低下しエンジン内が傷んでしまいます。

オイルが良くない状態だとクラッチが張り付きやすく、ニュートラルから1速に入れるとエンストしやすくなります。

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バイクのクラッチの張り付きの原因

バイクのクラッチの張り付きの原因

エンジンオイルには使用期限があります。

もちろん、ガソリンにも使用期限があります。

エンジンオイルを入れたまま、バイクを長い期間放置すると、エンジンの中のオイルが劣化し、クラッチ板に張り付いてしまったり、クラッチ板が傷んだりしトラブルになってしまいます。

この症状を『クラッチの張り付き』と言います。

この症状は、クラッチをいくら切ってもクラッチ板が離れずにクラッチが繋がった状態になります。

その状態で、どんなにニュートラルから1速に入れても何度もエンストします。

やがて、バッテリーが上がるという2次被害に繋がっていきます。

この症状の問題はエンストじゃなく、クラッチ板が癒着しているので、クラッチレバーを切ってもクラッチが繋がったままなのです。

この症状は、バイクを放置する期間が長ければ長いほど起こる可能性が高くなります。

保存する時は、ガソリンとエンジンオイルをしっかり抜いてから、クラッチレバーを切ったまま固定した方が良いでしょう。

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バイクのクラッチの張り付きの対処法

クラッチの張り付きの対処法は、ニュートラルに戻し10分間暖気運転します。

その時、ハンドルのクラッチレバーはタイラップなどの固定出来るもので、クラッチを切ったままにしクラッチレバーを縛って固定します。

10分後、エンジンはかなりの熱を持っています。

その時、エンジン内のオイルも段々と温まり、クラッチ板に付いていた劣化したオイルの粘着力が弱まり溶けてきます

そして次に、クラッチレバーに付けたタイラップを取り除き、フロントブレーキにかけたまま、バイクが飛び出さないようにし、ギアを1速に入れます。

すると、普段通りにバイクは動き出せます。

このままバイク屋に行き、新しいオイルに交換して下さい。

上記の方法でほとんどのクラッチの張り付きは解消されますが、それでもバイクまたエンストした場合は、クラッチ板が腐食している事も考えますので、オーバーホールする事をオススメ致します。

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クラッチの張り付きを起こさないバイクの保管方法

クラッチの張り付きを起こさないバイクの保存方法

新車のバイクでも、これまで乗り続けたバイクでも長い期間放置する事があったら、必ずクラッチレバーを切ってタイラップなどで固定して下さい。

新車のバイクでもクラッチ板が付着しないようにクラッチレバーを切って固定しています。

仕事などで長い期間バイクに乗る事が出来ず、いざバイクに乗ろうとした時にこの様な残念な結果になってしまう場合が多いからです。

また、オークションサイトなどで購入したバイクなどにもこの様なトラブルご多く見られますので購入時くれぐれも気を付けて下さい。

 

まとめ

クラッチの張り付きは、オイルが劣化し固まってしまうのが原因で起こります。

そうならないためにも、適切なタイミングでのオイルやオイルフィルターの交換が必要になります。

万が一にクラッチが張り付いてしまた場合でも、暖機運転することで解消されますので、すぐにオイル交換をしましょう。

また、長期間乗らなかったバイクに起きやすいので、適切な保管方法をすることをおすすめします。

ぜひ参考にしてみてください。

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