オートバイを運転する場合には必ず自賠責保険に加入する必要があります。
これは車検が必要なオートバイだけではなく、50ccの原付バイクも含まれているのです。
今回は原付バイクの自賠責保険について説明したいと思います。
そもそも自賠責保険とは?
自賠責保険とは自動車損害賠償責任保険の略称であり、あらゆるバイクや自動車が加入を義務付けられているのです。
その為、強制保険とも呼ばれていて保険に加入せず運転した場合には「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」や、違反点数6点による「免許停止処分」、自賠責保険を備え付けていない場合には「30万円以下の罰金」と様々なペナルティが課せられることになります。
■任意保険についてはこちらをご覧ください。
自賠責保険の補償内容
自賠責保険は交通事故が発生した時に被害者に対して最低限の救済を行うことを目的としています。
その為、任意加入の保険と比べると補償内容は限定的となっており、基本的に事故の相手方の身体に関する損害しか補償されません。
よって、事故により相手に物損が生じても補償されず、自身も身体や物に損害が発生したとしても補償されることはありません。
また、自賠責保険の支払い限度額に関しては
- 死亡による損害に対しては3000万円
- 傷害による損害に対しては120万円
- 後遺症に対する損害に対しては程度に応じた等級によって異なりますが75万円〜4000万円
となっており、損害額が上限を上回る場合には加害者の自己負担となります。
自賠責保険料と年数
原付バイクが加入する自賠責保険は125cc以下のバイクが加入する保険に含まれており、
- 最短は1年契約で7280円
- 2年契約では9870円(1年あたり4935円)
- 3年契約は12410円(1年あたり4137円)
- 4年契約は14890円(1年あたり3723円)
- 最長となる5年契約では17330円(1年あたり3466円)
となり、契約年数が長いほど1年あたりの料金が安くなる仕組みになっています。
自賠責保険の申し込み方法
原付バイクの自賠責保険の申し込み方法は車検が必要となる自動車やオートバイとは異なり、損害保険会社の本支店や代理店・バイクの販売店に行く必要がなく、コンビニで申し込みを行うことが出来ます。
コンビニで申し込みを行うメリットとしては現金払いとはなってしまいますが、即日で自賠責保険証明書を受け取ることが出来る点です。
その為、万が一自賠責保険が切れてしまったとしても、すぐに契約を行うことが出来るのです。
しかし、申し込み方法が簡単となる反面、間違った情報のまま契約をしてしまい、事故が起きてしまった時に手続きや対応が複雑になってしまったという事態や、手続きに慣れていないコンビニ店員が自賠責保険証明書を渡し忘れるといった事もあるので、しっかりと確認することが大切となります。
また、申し込み方法にはコンビニ以外にも、インターネットや郵便局、損害保険会社の本支店や代理店、バイク販売店があります。
■詳しくはこちらをご覧ください。
まとめ
自賠責保険は原付バイクに乗る際には必ず必要となるものとなっています。
その為、自賠責保険の更新期限を忘れないように万全の注意を払って下さい。
万が一、自賠責保険が切れていた場合は、原付に乗らないようにしましょう。