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原付の任意保険の加入率は何パーセント?入らないで事故するとやばい

たけし

田舎のバイクショップで店員をしています。 愛車はホーネット。

大型のバイクや自動車などと違い、自転車に近い感覚で運転している人も多くいますが、

実際に自動車とほとんど同じスピードで運転をしている人が多く、

原付であったとしても、事故のリスクはバイクや車とあまり変わりはありません

そのため、原付も任意保険に加入することが推薦されていますが、任意保険の加入率はどれくらいなのでしょうか?

この記事では原付の任意保険の加入率や重要性を過去の裁判例に合わせてご紹介します。

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原付の任意保険の加入率は?

任意保険の加入率も低く損害保険料算出機構によれば、おおよそ30%前後の付帯状況となっています。

人口の多い大阪府などでは、自転車の運転についてさえ賠償補償を付帯することを条例で決めています。

この背景には、任意保険なしで事故を起こしてしまった時の賠償金の支払いの難しさが関係しています。

 

事故の補償内容は?

原動機付自転車に限った話ではありませんが、交通事故を起こした場合に備えておくべ補償の内容は主に4つです。

  • 相手方の体に対する損害
  • 相手方の物に対する損害
  • ご自分の体の損害
  • 相手方との交渉や裁判のための費用と手間

です。

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自賠責保険の補償内容は?

原付を運転するためには自賠責保険への加入が義務とされていますが、

この自賠責保険で対応することができるのは相手方の身体に対する損害の一部に限られます。

  • 怪我をさせたときには120万円
  • 後遺症が残ったときに最高で4000万円
  • 死亡させたときに3000万円

です。

自賠責保険の補償内容だけで十分であるかがポイントとなります。

詳しい自賠責保険の補償内容についてはコチラをご覧ください。

【2023年版】原付の自賠責保険とは?補償内容や料金を紹介!

続きを見る

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任意保険に入らないとほぼ賠償金が払えない

任意保険に入らないとほぼ賠償金が払えない

過去の裁判例を元に、万が一の賠償額をみていきます。

平成23年の裁判例として開業医が死亡したケースがあります。

認定された損害額は合計で5億2853万円です。

この例をみて、金額が高いのは年収が高い開業医だった特殊なケースと考える方も多いかと思います。

しかし、21歳の男子大学生が後遺障害を負ったケースで3億9725万円

29歳の男性会社員が後遺障害を負ったケースでは3億8281万円の高額な賠償命令が下されています。

このような賠償をしなければならないとき、自賠責保険の上限額では全くと言っていいほど金額が足りません。

 

自分は補償外

自分自身の損害は自賠責保険の対象外で、対象となるのは相手方への体に関する損害だけなのです。

自分の損害は自分で負担しなければならず、多くの方については生活が破綻してしまうことでしょう。

万が一、ご自身が重症を負ってしまったり、死亡したり、後遺障害を負った場合には自賠責保険では全く備えることができないのです。

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任意保険のサポート

任意保険は怪我などの補償だけではなく、事故を起こした時のサポートもつけている場合があります。

 

電話サポート

事故を起こした直後など、パニックになり相手方とうまく話せなくなることもあります。

また、その後の流れなどが分からず不安になるかと思います。

その場合に、保険会社の方が相手と話をして状況確認をしてくれたり、今後の流れなどを説明してもらうことができます。

 

示談交渉

事故を起こしても示談で済む場合があります。

しかし、示談交渉は非常に手間と時間がかかります。

専門的な知識も必要となるため、ご自分で交渉を行う方は少数です。

仕事や日々の生活に大きな影響があることから、弁護士などの専門家に依頼をすることとなるでしょう。

任意保険では弁護士の費用についても補償しているものもあります。

もっと詳しく

弁護士と聞けば、高額な報酬が必要になるかと考える方が多いかと思います。

そのとおり、費用の負担が問題となります。

1000万円程度の賠償金の回収には成功報酬10%の良心的な価格設定でも100万円以上の費用が必要となります。

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任意保険の保険料

任意保険の保険料は、

  • 保険会社
  • 補償内容
  • 加入者の年齢
  • 等級

などによって大きく変わってくるため一概には言えませんが、

年間で2万円〜10万円ほどになります。

任意保険には最大11社から一括見積もりできるインズウェブバイク保険見積りサービスがおすすめです。


 

ファミリーバイク特約

自動車を保有していて自動車保険に入っていれば、その自動車保険のオプションで「ファミリーバイク特約」というもの付けることができます。

ファミリーバイク特約は単独で任意保険に加入をするのに比べて、同等の補償をとても安い金額でつけることができます。

自動車保険に加入している場合は、保険会社に確認してみることをおすすめします。

ファミリーバイク特約についてはこちらをご覧ください。

原付のファミリーバイク特約とは?補償内容や料金を任意保険と比較してみた!

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まとめ

日常の便利な足であり、身近な乗り物である原付バイクですが、万が一の時には、ご自身と家族の生活を破綻させる危険な乗り物なのです。

交通事故にあったことがない方が多数派とは思いますが、交通事故は突然生活を侵してきます。

任意保険は、年間で安くて1万円程度から加入でき、月々で考えれば毎月1,000円もかかりません。

しっかりとした備えをした上で、便利に活用したいものです。

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