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原付のタイヤ交換の時期や費用は?タイヤを長持ちさせる秘訣を伝授!

たけし

田舎のバイクショップで店員をしています。 愛車はホーネット。

原付に限らずですが、バイクにとってのタイヤは命を預ける重要なものです。

しかも消耗品ですから、日頃からの点検と交換のタイミングを考えて置く必要があります。

原付は小回りが効いて重量も軽いからこそ、タイヤも走行による摩耗知らずな面もあり寿命が長い傾向にありますが、それでも快適かつ安全に乗る為には、目安としての寿命やコスト、交換しない場合のリスクを知っておく事は重要です。

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原付タイヤ交換の時期は?

バイク自体の重量が軽い原付は、タイヤの溝を何年も保つ事が出来る傾向にありますが、だからといっていつまでも交換しなくても良いわけでは無いです。

タイヤの交換時期というのはタイヤが寿命に達した時ですが、それは溝が1.6mm以下になった時とされています。

いわゆるスリップサインが見られるようになった頃がタイヤの交換時期にきているということです。

耐用年数と走行距離がタイヤ寿命に密接に関わり、タイヤの種類や乗り方によって変わりますが、原付では走行距離1万キロがスリップサインと言われており、タイヤの溝が無くなってきます。

スリップサインというのは、自動車やバイクも同じようなものですが、タイヤの側面あたりに三角の目印があって、その目印を横切った場所に溝がなくなった場合にスリップサインが出たといいます。

フロントよりもリアタイヤの方が早めに摩耗し、仮に走行をそれほどしない場合でもタイヤゴムの劣化が起こりますから、一般的には3年程がタイヤゴムの耐久年数です。

つまり、スリップサインが出なければタイヤ交換しなくてもよい、というものではないのです。

もちろん保管方法によって劣化速度は大きく変わりますが、見た目で解る目安としてはヒビ割れ、溝が薄くなってきた等が交換目安となります。

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原付タイヤ交換の費用は?

タイヤ交換

原付タイヤ交換にかかるコストの費用としては、お店で交換すればタイヤ自体の値段に加えて工賃がかかってきます。

フロントタイヤもリアタイヤもそれぞれ5000円前後が多く、工賃はタイヤ2つで1万円前後が費用の相場です。

自力で行う場合はタイヤ代だけで良いですが、交換作業に必要な道具が無ければ、道具代も必要になります。

もちろん不慣れな場合は時間もかかりますし、怪我のリスクもあるので、専門家に任せた方が安全性が高いです。

また、使用していたタイヤを処分する費用として、1本当たり500円~1500円ほどかかりますから、このことも頭に入れておかなければなりません。

また、タイヤを購入する時の注意として、タイヤの製造年月に注意してください。

タイヤには製造年月が刻印されおり、1999年までの製造では、下3桁の数字は製造年と週を示してあり、2000年以降では下4桁の数字で製造年と週を示しています。

あまり乗らないような原付バイクでも、最長で3年ほどで寿命がくることもあります。

大型店のセール中のタイヤやネット販売のタイヤでは、稀に年数の経ってしまったタイヤもありますから、先ほど書いた製造年の刻印をチェックすることも大事です。

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タイヤ交換は自分でもできる

タイヤ交換は自分ですることも可能です。

その場合は、タイヤ代と工具代だけで済むため、お店にお願いするよりも安く済ませることができます。

原付バイクに長く乗る予定の方や、メンテナンスに詳しくなりたい方、少しでもお金を節約してみたい方は、自分でやってみることをおすすめします。

タイヤを長持ちさせるには?

タイヤというのは、思っている以上にデリケートなもので、ただ走ってるだけで摩耗や劣化が起こるものではありません。

外気にさらされているだけでも、酸化したり紫外線を浴びて硬化したりします。

硬化することでタイヤにヒビや亀裂が入ったりしますから、パンクの原因にもなります。

また、タイヤメーカーのブリジストンやミシュラン等では、

  • 5年以上経過したタイヤは、乗り続けられるかどうかは専門家の診断が必要
  • 10年以上経過したタイヤは例外なく交換しなさい

という指示がでています。

原付バイクが雨ざらしの状態や、タイヤが常時日光にあたるような条件下ではもっと早く劣化が起こるとされています。

また、タイヤの空気圧が低すぎたり、高すぎたりした状況で乗っていると、タイヤに負担がかかり、タイヤの消耗の原因になります。

タイヤを長持ちさせるには、メーカー等で発表されている、適正空気圧の状態を保ち、雨風や直射日光が当たらないように保管することが一番良いでしょう。

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タイヤ交換せずに走り続けた場合のリスク

タイヤ交換

タイヤ交換せずに走り続ければ、経年劣化によるゴムの硬化やヒビ割れ、走行による溝が浅くスリップリスクがあります。

走行時にグリップ性やクッション性が無くなってきたり、滑りやすくなる為に事故に繋がる可能性が高まりますし、タイヤ交換を適切なタイミングで行わないのは命にかかわる事なので注意が必要です。

2本のタイヤで走行しますから、1本だけでも滑れば転倒に繋がりますし、タイヤ交換しないリスクを知った上で、タイヤ交換目安のサインを見抜けば早めに変更した方が良いでしょう。

 

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原付タイヤ交換のまとめ

原付タイヤの交換についてまとめると

●交換時期の目安

・ゴムの硬化やひび割れ(走らなくても耐久年数は3年前後)が目立つようになった時
・走行距離は1万キロで、フロントタイヤよりもリアタイヤの方が摩耗が大きい。
・グリップ性やクッション性が低下

●交換費用

・タイヤ代が1本5,000円前後
・工賃が1万円前後
・廃タイヤ代が1本500円~1,500円前後

●長持ちさせるコツ

・タイヤの適正空気圧を保つ
・雨風、直射日光を避けて保管状態を良くする

これらのポイントを知った上で対応していくと良いですし、バイクの排気量や使い方によって大きな違いが出てきますが、目安として知っておく事が望ましいです。

いずれにしても安全かつ機能性を保った状態でタイヤと付き合っていく事が大切であり、タイヤ交換は面倒がらずに行う必要があります。

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