大型バイクの免許を取得すれば、排気量に制限がなく全てのバイクに乗ることができます。
大型バイクの免許の正式名称は、「大型自動二輪免許」といいます。
今回は、その大型自動二輪の教習所から取得まで流れや費用をご紹介します。
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大型バイク免許の教習所入学の流れ
教習所の入学の流れは、一般的には次のようになっています。
- 入学手続き
- 身体検査
- 適性検査
それぞれで分けてご紹介します。
入学手続き
まずは入学手続きを行います。
教習所によって違いますが、次のものが必要となりますので用意しておきましょう。
- 申込書
- 住民票(6ヶ月以内のもの)
- 身分証明書(健康保険証やパスポートなど)
- 持っていれば免許証
- 印鑑
- 教習代
身体検査
身体検査は安全に運転ができるかの検査であり、基準を満たしていない場合入学ができません。
検査項目は次の通りです。
- 視力検査(両目で0.7以上)(メガネ、コンタクト可)
- 色彩識別検査
- 運動能力検査
- 聴力検査
適性検査
適性検査は性格診断のような簡単なテストを行い、運転に適性があるかの検査を行います。
この適性検査では自分がどのような性格であるかを知り、注意して運転できるように役立てるためのものであり、
運転に適性がないと判断されたからと言って入学できないわけではありませんのでご安心ください。
大型バイクの教習所の費用は?
大型バイクの教習所の費用は免許の有無やAT、MTによって変わってきます。
教習所ごとによってばらつきがありましたが、
いくつかの教習所の費用を調べて結果、相場は次の通りでした。
普通自動二輪免許あり(MT) | 10〜12万円 |
普通自動二輪免許あり(AT) | 9〜11万円 |
普通自動車免許あり(MT) | 16〜20万円 |
普通自動車免許あり(AT) | 15〜19万円 |
免許なし(MT) | 24〜30万円 |
免許なし(AT) | 23〜29万円 |
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大型バイク免許の教習所入学後の流れ
入学後は実際に教習を受けていきます。
決められた時間数の教習をこなしていきましょう。
流れとしては次の通りになります。
- 第一段階
- 第二段階
- 卒業検定
ちなみにバイクは教習所の外に出ることがないため、仮免試験はありません。
第一段階後はすぐに第二段階に入ります。
卒業検定
決められた時間数の教習をこなしたら、卒業検定を受けます。
決められたコースを持ち点100点の状態でスタートして、ミスをするたびに減点されていきます。
最終的に70点以上残っていれば合格となります。
大型バイクの教習時間
大型バイクの教習時間は、自動車免許や普通二輪免許の有無、MTかAT限定かで変わります。
大型自動二輪(MT)
・技能教習
取得している免許 | 第1段階 | 第2段階 |
免許なし | 16 | 20 |
自動車免許 | 14 | 17 |
普通自動二輪 | 5 | 7 |
・学科教習
取得している免許 | 第1段階 | 第2段階 |
免許なし | 10 | 16 |
自動車免許 | 0 | 1 |
普通自動二輪 | 0 | 0 |
原付二種AT限定
・技能教習
取得している免許 | 第1段階 | 第2段階 |
免許なし | 9 | 20 |
自動車免許 | 7 | 17 |
普通二輪免許 | 3 | 6 |
・学科教習
取得している免許 | 第1段階 | 第2段階 |
免許なし | 10 | 16 |
自動車免許 | 0 | 1 |
普通二輪免許 | 0 | 0 |
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大型バイク免許の教習所卒業後の流れ
教習所を卒業できたら、運転免許試験場で学科試験を受けます。
学科試験は基本的に平日に行われていますが、自治体によって違うためご確認ください。
運転免許試験場での流れは次の通りになります。
- 適性検査
- 学科試験
運転免許試験場での費用
運転免許試験場で掛かってくる費用は次の通りです。
試験手数料 | 1,750円 |
免許交付手数料 | 2,050円 |
合計 | 3,800円 |
試験手数料は学科試験を受けるたびに必要になりますので、なるべく一回で合格しましょう。
適性検査
教習所と同じくまず適性検査があります。
内容も同じで次の通りになります。
- 視力検査(両目で0.7以上)(メガネ、コンタクト可)
- 色彩識別検査
- 運動能力検査
- 聴力検査
学科試験
適性検査をクリアしたらいよいよ学科試験です。
自動車免許や普通自動二輪の免許を持っている方は免除となります。
○×形式の2択問題で90点以上が合格となります。
問題内容は次の通りです。
文章問題が1問1点で90問
イラスト問題が1問2点で5問
無事合格できたら免許発行となります。
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中型バイク免許なしで大型バイク免許を取得する難易度は?
普通自動二輪免許なしでいきなり大型二輪免許に挑戦することはできますが、決して簡単ではありません。
重量級となる車体の扱いが難しく合宿では普通自動二輪免許を取得している事が条件としている所もあります。
教習所では、女性の場合入校前にバイクの引き起こしができるかのチェックが入る事もあります。
実際に倒したバイクを引き起こさないと入校すら認められません。
まずは普通自動二輪からの取得をおすすめします。
まとめ
大型二輪免許の取得は決して簡単ではありません。
しかし、教習所やではいくらでも失敗できます。
むしろ教習中にたくさんの転倒を経験し、車体の扱いに慣れておく事で一般道に出る自身に繋がります。
教習は大変ですが、楽しいツーリングライフが待っています。
是非大型自動二輪免許を取得して大型バイクで出かけましょう。