バイクのエンジンが急にかからなくことがあります。
しかし、一概にエンジンがかからなくなったと言っても、バイクは様々な部品でできているため、原因の特定はとても難しいです。
原因がわかっていればすんなり自分で治せるものもあり、バイク屋に修理してもらうなどしてお金や時間を無駄にすることも無くなります。
そうならないためにも、よくあるバイクのエンジンがかからない原因5選を紹介します。
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バッテリーが弱っている
バッテリーが弱っているとセルモーターが上手く作動せず、エンジンがかかりません。
セルスイッチを押すとカチカチという音がするものの、キックスターターを使用すればエンジンがかかるという場合、バッテリーが弱っている可能性が高いと言えます。
この場合、ライトやウィンカーは問題なく作動します。
対処法
バッテリーを交換すればこの問題は簡単に解決できます。
しかし上記で述べたようにキックスターターでエンジンをかけることができますし、ライトやウィンカーも問題なく作動するために、セルスターターが機能しないことがバッテリーの問題であると気づかない人もいます。
このような状況に陥ったとき、セルスターターの故障を疑うよりはバッテリーの力不足をまず疑うべきです。
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燃料コックがオフになっている
燃料タンクの下辺りに存在する燃料コックがオフになっていることがあります。
この場合も当然のことながらエンジンはかかりません。
燃料コックは長時間バイクを乗らないときにオフにすることで、ガソリン漏れを防ぐことができます。
そのため長期旅行に出かけるときや冬の寒い時期はバイクに乗らないために燃料コックをオフにしたものの、それをオープンするのを忘れているような場合にこのトラブルが生じます。
対処法
燃料コックをオンにすることで再びエンジンはかかります。
また危険を感じたときにエンジンをとっさに切るキルスイッチが切れている場合も、エンジンがかかりません。
そのため調子が良かったバイクのエンジンがいきなりかからなくなった場合、燃料コックやキルスイッチをチェックすることができます。
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プラグ湿っている
タンクに入っているガソリンは空気と混ざった状態で点火されます。
しかしガソリンと空気とのバランスが悪くなると、ガソリンがしっかりと燃えることができずにプラグに付着してしまいます。
プラグが濡れてしまうと上手に点火が行われず、エンジンがかかりにくくなります。
この状況はガソリンが気化しやすい夏の時期などに起こりやすくなります。
対処法
プラグを外してきれいに拭き取ったり、乾かすことでこの問題は解決されます。
プラグが湿っているにもかかわらず何度もエンジンをかけようとするなら、プラグは増々湿ってしまいます。
そのためバッテリーや燃料コックに異常はないものの、エンジンがかかりにくい場合は無理にエンジンをかけようとするのではなく、少し時間を置いてプラグを乾かすことができます。
またプラグに煤がついてしまい、上手く点火できないこともあります。
この場合はプラグの先をやすりで軽く削ることで、エンジンがかかるようになります。
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ガソリンタンクに水が入っている
エンジンがかかりにくく、尚且つせっかくかかってもトルクが安定せずにすぐにストップしてしまうことがあります。
加えてアクセルをオープンしているときはどうにかエンジンが動いているものの、アクセルを元に戻すとエンジンがストップしてしまうという状況に直面する場合、ガソリンタンクに水が入っている可能性があります。
ガソリンタンクに水が入ってしまうとガソリンが空気と上手く混ざり合うことができず、エンジンに送られるガソリンの量が不安定になってしまいます。
そのためエンジンがかかりにくくなったり、トルクが安定しなくなってしまうのです。
対処法
このようなトラブルは水抜き剤をガソリンタンクに入れることで解決されます。
また一度タンクに入っているガソリンを全て抜き、新たなガソリンンをタンクに入れることによっても解決できます。
まずは水抜き剤を試し、それでもエンジンが上手くかからない場合はオイルポンプなどでタンクからガソリンを抜き取るという順番がお勧めです。
エンジントラブル
エンジンそのものにトラブル生じた場合もエンジンがかかりにくくなります。
上記で考慮した4つの原因以外でエンジンがかからない場合、エンジンそのものに原因がある可能性が高いと言えます。
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対処法
エンジンンに原因がある場合、素人では解決するのは難しいと言えます。
そのためこの場合はバイク専門店に持って行って修理をお願いするべきです。
まとめ
エンジンがかからない場合は紹介した5つの原因に当てはまることが多いです。
しかし、もちろん紹介した原因以外にも様々な要因でエンジンがかからないことがありますので、その場合は、バイク屋に持っていくのが一番早いと思います。
ぜひ参考にしてみてください。