総排気量126~250ccの自動二輪車における名義変更の方法を解説します。
126cc以上のバイクといえば、一昔前は一部のバイク好きだけが売買するだけの世界でした。
6速マニュアルが大半で運転も面倒、実用性はお世辞にも良いとはいえませんでした。
ところが近年の大型スクーターブームで、若者がビッグスクーターを乗りこなす姿が、街中のいたる所で見られるようになりました。
特に250ccは「法定車検がない」にも関わらず「二人乗り可」「高速道路に乗れる」と様々なメリットがあり人気です。
そこで事務手続きの費用を浮かせるためにも、名義変更を自分で行う方法について解説します。
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250ccバイクの名義変更に必要な書類
まずは必要な書類を集めなければなりません。
新たに登録する(譲り受ける)側が用意しなければならないのは「住民票」だけです。
難しい書類はいりません。
近くの役所または出張所で入手ください。
一方で全所有者(譲る)側が用意しなければならないものに注意が必要です。
「軽自動車届出書」「自動車損害賠償責任保険証明書」を用意する必要があります。
これが無いと多少面倒になります。
大抵はバイクのシート下部などに入っています。
これらを確認したら近所の陸運局に足を運びます。
なお自賠責保険については、その有効期限についても注意が必要です。
400cc超の二輪車であれば車検があるので自賠責保険が切れているという事態は考えにくいのですが、250ccの場合には、前の所有者がしばらく乗っていなかったなどの場合に自賠責保険が切れている場合があります。
最近まで乗っていたというのであればまず保険切れは考えにくいのですが、きちんと確認しましょう。
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陸運局で名義変更手続き
準備した書類を持参し陸運局に行きます。
ただし、書類以外にも用意しなければならないものがあります。
まずは「認印」です。
自身のものは当然、現所有者(譲る側)の認印も必要になるので注意です。
借りておくのが手っ取り早いです。
借りるのが難しい場合には、本人の許可をとって100円ショップなどの三文判を購入するというのも手です。
さらに、もし管轄(ナンバーの地名)が変わってしまう場合にはナンバーが変わります。
陸運局はバイク屋さんや車屋さんと違って親切ではありませんので、ナンバーの取り付け等は自分が行います。
工具を持っていくとよいでしょう。
ただし、普通自動車等と違ってドライバー当の簡単な工具で簡単に外れますので、その辺はご安心ください。
陸運局に到着したら、まずは職員さんに「250ccのバイクの名義変更したい」と聞きます。
「〇番の窓口へ行ってください。」と答えてくれます。
そこで名義変更要の書類を買います。100円です。
「軽自動車届出済証返納書」「軽自動車届出書」「自動車税・自動車取得税申告書」の様式を貰えるので、これらに必要事項を記入し提出します。
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名義変更手続きの申請
申請窓口に申請書を提出したら、あとは流れ作業です。
つなぎを着た業者の方々に紛れて、言われるがまま対応すれば大丈夫です。
初めての場合には、申請時点で何度か書類修正を指示されると思いますが、言われるがままに対応してください。
繰り返しになりますが、古いナンバープレートの取り外しなども自身で行いますのでご注意ください。
最終的には、ここまでの手続きで作成した書類と新しいナンバープレートの交付を受けて完了です。
名義変更完了ということで、晴れてバイクは正式にあなたの物となります。
年に1回、納税通知書もあなたに届きます。
まとめ
いかがでしたか?
250ccの自動二輪車の名義変更は、そこまで大変なものではありません。
新たにバイクを購入した場合などは、当然バイク屋さんがやってくれます。
しかし個人売買の場合などは業者に頼むだけで、代行料として最低でも10,000円は請求されると思います。
ぼったくっているわけでなく、企業としての人件費・サービス料ですから、あたりまえです。
これを自分でやることで1,000円程度の書類代だけで済みますから、是非チャレンジしてみてください。